Marketo(マルケト)API連携
グローバル企業R社様 事例
プロジェクトの始まり
デジタルマーケティングのコンサルティング事業を展開する、私たちと同業のワンマーケティング株式会社様と共に取り組んだプロジェクトです。Adobe様からのご紹介でスタートしましたが、ワンマーケティング様とは以前から取引があり、ポテンシャルユナイテッドはMarketo(マルケト)APIの開発実績もありました。そうした背景のもと、クライアント企業様が抱える課題解決に向けて「得意先コード連携」プロジェクトが始まりました。
長年抱えていた課題
クライアント企業様では、エクセルで管理する「顧客マスター」データ、「商社マスター」データに規定される得意先コードと、Marketo(マルケト)リードの得意先コードフィールドの値を手作業で設定されており、このタスクの自動化を探索されていました。
もともとセールスフォースとマルケトを連携させていたものの、セールスフォースで管理する取引先データが通常の企業単位ではなく、お支払い用口座の単位でした。そこで、営業チームにいかに情報をつないでいくか、また、アラートの送信先ひとつをとっても、マッチした取引先に通知できない点が長年の課題でした。問題を長引かせた要因は、マッチロジックがなかなか組めないこと、組めたとしてもマルケト内でそれを実行するのが難しかったためです。
Marketo(マルケト)とは
Marketo(マルケト)は、多くの企業がMA(マーケティングオートメーション)ツールの導入を進めるなか、世界中の企業で利用されているマーケティング・プラットフォームです。
Marketo(マルケト)API連携により、システム同士の連携が可能であり、BtoB、BtoCともに活用されています。Marketoが顧客の獲得をサポートし、パーソナライズ化したコンテンツの提供で営業効率を改善します。
ワンマーケティング様とのコラボレーション
クライアント企業様のニーズを把握し、Marketoの機能も熟知されているワンマーケティング様がマッチロジックの仕様をまとめてくださっていたため、私たちは開発側として、スムーズにプロジェクトを進めることができました。また、クライアント企業のご担当者も大変協力的で、効率よく意志決定が行われました。
ソリューション:Marketo API連携
エクセルで管理される「顧客マスタ」データ、「商社マスタ」データに規定される得意先コードと「LBC」「郵便番号」「会社名」の情報に対して、Marketoリードの得意先コードフィールドが設定されていないものを規定される条件で検索。当該リードの得意先コードフィールドの値を自動で設定するバッチシステムを開発しました。
取引先単位でコードがあったため、マッチロジックを組むことにより、新規獲得顧客がそのコードに属すると、セールスフォースでコンバートしなくても、自動的に取引先責任者として顧客情報が営業チームに正しく通知されるようになり、営業チームへの繋ぎこみが可能になりました。
開発期間
開発スタートから2ヶ月。
実装:具体的な戦略をどのように実行に移したか
ワンマーケティング様が仕様の取りまとめを、その仕様を満たすよう私たちが開発を進めました。仕様上の改善点に気がついた場合はワンマーケティング様にご提案し、よりよく機能するようにプロジェクトを進めました。手作業でのエクセルデータのインポートをロジックで自動化することで、約13万件のリードを毎日マッチ処理可能に。実行時間は1時間程です。スマートリストでデータを減らし、アップデートのみのマッチ処理よりも確実性を重視しました。
お客さまからの声
コードが入っている前提で動かす施策だったため、その時点から始めることができ、運用にあたってのインパクトは相当大きかったです。クライアント企業様にはご満足いただき、営業チームのご担当者からも「手作業でのデータのインポートや定期的なメンテナンスにかける時間を大幅削減できた」と喜んでいただいています。同様の課題を抱える他のお客様にも、こうした取り組みを提案していきたいと考えています。ポテンシャルユナイテッドさんに相談すると、いつも「できる」「できない」を明確に伝えてくれ、さらに「できない」で終わらず必ず代替案を出してくれます。信頼できるパートナーとして、今後も共に力を発揮いただけると期待しています。
また、別途ポテンシャルユナイテッドさんのBOOSTのサービスを契約し、当社のエンジニアのスキルが必要な時には、開発チームに参加して都度手伝ってもらっています。例えば、学習コストを10時間以上かければ自社でできるかもしれない開発内容でも、BOOSTを活用してサンプルを作ってもらえば1時間程度です。生産性が上がるのはもちろん、困ったときに相談できる点が非常に心強いサービスだと実感しています。
ワンマーケティング社 長谷川様
その他のMarketo(マルケト)API連携事例
ポテンシャルユナイテッドは、これまでMarketo(マルケト)を含むさまざまなシステム同士のAPI連携のプロジェクトを行ってきました。Marketo(マルケト)API連携事例をご紹介します。
TOPPAN株式会社様 - Marketo(マルケト)とSansan(サンサン)の連携事例
名刺交換で集めた名刺をSansanに登録し、その名刺の情報をMarketo(マルケト)のリード情報に連携させたいものの、自動連係では会社の部署情報の上限をオーバーするため実現しませんでした。そこで、ポテンシャルユナイテッドがSansanとMarketo(マルケト)間の連携を実現するバッチプログラムを開発し、連携が実現しました。
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