ランディングページ(LP)の基本知識と相場について

ランディングページ(LP)とは?

ランディングページ(Landing Page)とは、検索結果や広告などを経由し
訪問者が最初にアクセスするページを指します。
※ホームページに着地する(land)から来ている

定義は、広い意味(広義)のランディングページのことを指します。
「ランディングページ」は広義狭義の2つ存在しますので、相手がどちらの意味合いで使用しているのか認識を合わせる必要があります。

広義(こうぎ)のランディングページ

  • ホームページの中で最初にアクセスされたページ=ランディングページ
  • 狭義のランディングページと区別するために、制作会社によっては
    広義→「入り口ページ」 
    狭義→「集客ページ」とも呼ばれます。

Googleアナリティクスの「ランディングページ」は、広義のほうの意味で使用。

狭義(きょうぎ)のランディングページ

  • 訪問者のアクションを誘導することに特化した縦長のレイアウトのページ
    ※一般的にランディングページ(LP)というと、こちらの狭義のランディングページを意味することが多い

LPとWebサイトの違い

特徴

ランディングページと通常のWebサイトの大きな違いは、以下の3点に集約されます。

レイアウトの違い    LPは縦長のレイアウトで、訪問者が必要な情報をひとつのページで完結できるように設計されています。
リンクの少なさ他のページへのリンクが少なく、訪問者の注意をそらさないように工夫されています。
コンバージョン率の向上      LPは訪問者を特定の行動(購入、登録、問い合わせなど)に誘導することを目的としており、そのための最適化がされています。

目的

LPの目的は、訪れたユーザーに購入や申し込みなど、何らかのアクション(コンバージョン)へ促す事です。
そのため、サービスや商品の魅力を伝える内容や、お客様の声、FAQなどの情報を網羅し、コンバージョンを促す設計になっています。
リスティング広告やSNS広告などのWeb広告などのリンク先にLPを設定する事で商品やサービスの魅力をユーザーに伝えやすくなるため、コンバージョンの拡大が期待できます。

メリット

  • コンバージョン率を高められる
  • ターゲットに合わせた設計やデザインに調整しやすい
  • PDCAが回しやすい

LPの制作費用の相場と制作内容

LPの制作費用は幅広く、提供されるサービスやデザインの複雑さによって異なります。
以下、一般的な相場

  • 10万円以下
    テンプレートを使用した基本的なデザイン。ディレクションやレスポンシブ対応が含まれないことが多い。

    ▶︎デザイン:テンプレートを活用/ディレクションなし
    ランディングページの長さ(情報掲載量)については~2000pxを基準
    スマホ対応等のレスポンシブ対応は含まれていないことが多い
  • 10〜20万円
    テンプレートを基にしたデザイン。オリジナルデザインが含まれる場合もありますが、スマホ対応はオプションの場合が多い。

    ▶︎デザイン(テンプレート含む)/ディレクションなし
    ※制作会社によってはオリジナルデザインの場合もあり
    ランディングページの長さ(情報掲載量)については~5000pxを基準
    スマホ対応等のレスポンシブ対応は含まれていないことが多い
  • 30〜40万円
    多くの場合、競合調査や戦略設計、原稿や素材の用意は依頼主側で用意。

    ▶︎デザイン オリジナルが主流で柔軟に対応が可能。
    スマホ対応が含まれ、基本的な競合調査や戦略設計も対応。
  • 60万円以上
    大手制作会社による包括的なサービス。制作後の運用やLPO(ランディングページ最適化)コンサルティングも提供。
    競合調査やライティング、キャッチコピーの作成や構成案の作成、デザインからコーディングまで、ランディングページ制作に必要な工程全て任せられる場合が多い。

★スマートフォン閲覧への対応必須

20%~40%はスマホからアクセスされており、
多い場合だと70%がスマホ経由という調査もあるためスマートフォンへの対応は必須となります。

LPの運用と最適化

LPを効果的に運用するためには、継続的な改善が必要です。GoogleアナリティクスやGoogle Search Console、ヒートマップツールなどを使用して、訪問者の行動を分析し、改善点を特定します。例えば、ヒートマップを使うことで、訪問者がどの部分で離脱しているかを視覚的に把握でき、具体的な改善策を講じることが可能です。

まとめ

  • LPの定義についてしっかり認識を合わせましょう
  • 最終目的となるコンバージョンを明確にする
  • 内容の記載量やデザインにより費用が変動
  • Google アナリティクスなどの分析ツールを使用し、ページを育てる(運用)ことが大切
    ※運用費用が別途発生
  • 制作会社として何を提供する「LP作成」サービスなのかを定義する必要がある

ランディングページは、特定の目的(コンバージョン)を達成するための強力なツールです。その効果を最大限に引き出すためには、適切な設計と継続的な運用・改善が不可欠です。


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